彬義ワールド 公園 大人篇33
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2016.11/26 (Sat)

公園 大人篇33

Part.33

加賀はソファに座り、イヤフォンで映画を一本観た。
何か飲み物を作ろうと思う。
この時間だと珈琲は良いと思えない。
レモネードが何かと冷蔵庫を開いた。
レモンがない。
しまった、頼み忘れた。
棚を開くと紅茶らしい袋がある。
ロンネフェルト社のアイリッシュモルト、聞いたことがない。
開封すると、アイリッシュウィスキーとカカオの香りがする。
これはロイヤルミルクティにすると絶品だろう。
深夜に向けての勉強に加賀は200CCの水を沸騰させ、ティースプーン1杯の茶葉を入れて1分ほど煮出す。
そこに200CCの牛乳を注ぎ沸騰させ過ぎないよう注意して火入れし、火を止める。
蓋をして蒸らし、ティーポットに注ぐ。
飲食店に強面のバイトは嫌がられたが。
大学の先輩の奥さんが経営している英国紅茶の店がそういう雰囲気が良いと厨房が主でバイトに大学4年の夏に雇われていた。
加賀の就職も決まっていたし、従業員が英国に勉強に出かけている臨時のアルバイトだった。
期間が過ぎればお役御免となる。
ここでの経験は加賀の料理に関しての良い基礎になっている。

「なんやのんこれ」
護が目を丸くする。
ティーポットからカップに紅茶を注ぎ、一口。
加賀を振り返り矢次早に尋ねる。
「紅茶やねんな‥せやけどこれ普通の紅茶ちゃうやん」
コクがあり、とろりとしていて香りが素晴らしい。
酒好きも美味しいと思うし、紅茶があっさりし過ぎてあかんと思うてる人もカカオの芳香にこれは良いと思わせる力強さがある。
「棚に入ってるの開封したら、良い感じだったから」
「ん、これ好いわ 元気になる」
護が甘く微笑んだ。
綺麗な笑顔だ。

加賀は満足気に頷いた。
苦手な物を出すと露骨に厭な顔をするが。
それも好もしい。
喜怒哀楽が激しいのは加賀はわかりやすくて好いと感じていた。

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