彬義ワールド 公園 大人篇30
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2016.11/24 (Thu)

公園 大人篇30

Part.30

護が会社ロビーに姿を見せ、ランチ後、天気が良ければ公園。
悪い時は、スタジオに帰ることもある。
加賀は眠った護を起こさないように、そっと会社に戻る。
これが一番効率も良いと思うが。
部屋で起きたら独りという状況が猛烈に嫌なのに。
部屋だと公園と違い、眠りが深まり、加賀が出て行くのに気付けず起きれない。
護は昼は公園での昼寝を好んだ。
加賀自身は元からランチ後は公園で時間まで過ごすのが習慣だから膝に護が寝ている以外はなんら変わりはない。

加賀は社会人になって、一人暮らしを始めると単独行動が多くなった。
学生時代の経験で四六時中部の連中と一緒というのにも慣れていた。
ある種の成り行きで護と同居となったが、すぐにペースが掴め苦にならない。
機能的な部屋も便利で良い。生活自体は快適になった。

明確な約束をした訳ではないが、護の安眠が安定すれば済むことだと加賀は思っている。
それは呆気なく早いだろうとぴたりと身を寄せて幸せそうに眠る護を眺めて考えたりしたが。
これが一筋縄で行かなかった。
芸術系の学生の課題はこんなに過酷なのかと他人事ながら震撼する。

神経をキリキリに尖らせ、必死に取り組んでる護を加賀は見ているしかない。
そうなれば眠りは浅くなるし、加賀は自身の必然性を理解する。
明け方にベッドに大儀そうに忍んでくる護に腕を貸す。
ぎゅっとすがりついてくる護の背を抱くと、もっともっとと求められる。
強く背を抱かれ、細く長く息を抜き、ようやっと護は全身の力を抜いた。
加賀は力を緩め、護の髪に唇を当てた。
腕の中で眠りに誘われしんなりとしていく護の感触が腕に馴染んでいる。

明日は土曜日だ。
加賀は眠ったばかりの護を起こさないで済むと安堵して眠った。


12/2



11/24元ブログ
今、大人篇Part.22を書き下ろしました。 数本と目論んだけど、ちょっと行かなかったな。

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